税金

FX取引の税金はすべて20%

個人でFX取引で利益を出した場合は確定申告が必要です。
その際は、雑所得の申告分離課税となります。
どれだけ利益を出したら申告が必要なのか、またどのようなものが必要経費になるのかを解説します。

 

FX取引とは何か

・FXとは「Foreign Exchange」の略称です。日本語では「外国為替取引」となります。
・FX取引を行う会社に一定の証拠金を預けて外貨(ドルやユーロなど)の取引をする金融商品です。
・例えばドルを安い時に買って、高い時に売ると、その分の差分が利益となります。
・日本ではレバレッジといって手元の資金の25倍まで取引可能です。より少ない資金で多くの利益が望めます。
(海外FX業者では100倍以上のレバレッジあり)

FXの利益は申告が必要

FXで得た利益(為替差益とスワップポイント)は確定申告が必要です。
ただし、以下の場合は確定申告の必要はありません。

・FXでまだ決済していないポジション
・利益-必要経費が20万円以下の場合

※FXの利益と他の雑所得金額の合計が年間20万円を超える場合には確定申告が必要です。

FXで得た利益は雑所得ですが、分離課税という扱いです。
本来の総合課税から分離した扱いとなります。

※分離課税は退職所得、山林所得、土地建物の譲渡所得、株式等の譲渡所得、利子、配当所得、先物所得など。

税金を安くするには必要経費が大事

FX取引で得た利益に対して、必要経費を差し引くことができます。

・取引に利用するパソコン、タブレット、スマートフォン等の取引機器
・インターネット回線などの回線費
・FX為替や運用を便居するために購入した書籍
・FX等のセミナーに参加した参加料
・FXに費やした時間に対する家賃や光熱費等

いずれもFX取引のためにかかった費用であることが証明できればOKです。
使用割合によって必要経費額が異なりますので、できれば事前に税務署に認められる範囲を確認しておくとよいでしょう。

領収書、通信記録などの費用を証明できるものは大切に保存しておきましょう。

 

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