介護

介護施設のさまざまな種類

2017年10月1日

介護施設といってもさまざまな種類があります。

  • 特別養護老人ホーム(特養・介護老人福祉施設)
  • 介護老人保険施設(老健)
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス
  • ショートステイ

それぞれの種類について説明していきます。

 

特別養護老人ホーム(特養)とは

運営は社会福祉法人や自治体が行っています。
特養や老人ホームと呼ばれ、65歳以上で要介護の認定を受けており、常に介護が必要な寝たきりの方や認知症など比較的重度の方、緊急性の高い方の入居が優先されます。

生活の場として最期まで過ごすことが可能です。

特別養護老人ホームの特徴

常時介護が必要で在宅での生活が困難な要介護の方が入居の対象となります。
また最期の生活になる方が多いため、入居の期間が長いということもあり、入居待ちの方が非常に多いと言われています。
誰でもすぐに入居できるわけではありません。

また常勤医師の設置義務はありません。

介護老人保健施設(老健)とは

老健と呼ばれ、老人ホームと病院のちょうど中間をイメージしてもらうとわかりやすいです。
要介護認定を受けた方で入院治療が必要ない要介護1~5の方、リハビリを必要とされた方が入居できます。

介護老人保健施設(老健)の特徴

100名に対して、常勤医師1名が必要。また看護職員も9名、理学療法士、作業療法士、または言語聴覚士1名が必要。

家庭への復帰を目指すことが目的とされています。

グループホームとは

病気や障害などで生活に困難を抱えた方が対象です。
専門スタッフ等の援助を受けながら、一般の住宅で生活する社会的介護形態です(集団生活型介護とも言われます)
主に認知症対応型グループホームなどがあります。

グループホームの特徴

グループホームの特徴はまず「自立支援」であること。
普通の服を着て、家庭的な雰囲気の中で普通の生活をする。自分たちの食事はできるだけ自分で作ることも大切です。

有料老人ホームとは

高齢者が暮らしやすいように配慮した「住まい」を提供しています。
介護、食事、洗濯・掃除等の家事、健康管理などの日常生活を送るうえで必要な「サービス」が付いた住まいです。
そのサービスは入居者の心身の状況に応じて、長い期間、広い範囲にわたります。

空き室があればすぐに入居することも可能です。

デイサービス

デイサービスとは日帰りの介護サービスです。
食事や入浴などの日常的な介助から、機能訓練、レクレーションなどを受けることができます。
送迎サービス等もあり、他の利用者と接することで楽しみながら健康づくりをすることが可能です。

ショートステイ

数日間施設を利用する介護サービスです。
介護する側の体調不良や急な用事などでしばらく家を空ける必要がある場合等に利用します。

数日から1週間程度の入所できるサービスです。

ショートステイは大きく2種類に分かれます。
1.「短期入所生活介護」・・特養などの福祉施設で短期入所する場合

 日常生活上の支援や機能訓練、レクレーションなどを受けることができます。

2.「短期入所養護介護」・・医療系の介護施設に入所する場合

 医療的見地から看護・療養・治療・機能訓練などが受けられます。

特別養護老人ホームと有料老人ホームの主な違い

特別養護老人ホーム(特養) 有料老人ホーム
目的 常時介護が必要な方向けの施設 介護や食事などのサービスを受けながら生活する施設
入居対象 65歳以上の要介護(要介護1以上の方) 概ね65歳以上の方で要支援・要介護の方から自立の方まで
空き状況 入居までに数ヶ月から数年かかる場合もある 空き室があればすぐにでも入居可能
居室 築年数が長いホームが多く相部屋も多い 新築のホームが多く個室が多い
医療体制 医療サービスは限定されている。すぐに対応することが難しい 24時間看護職員の配置なども有り。サービスや種類が豊富
費用 月額約5万~15万円 月額15万から20万円
運営者 地方公共団体・社会福祉法人 民間企業
 

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